ケニアの記事は久しぶりに更新ですね(^_^;)
遅くなってしまってすみませんでした!
この記事では、以前の記事に少しふれたことについて説明しますね。
☆アニマル・ハラスメントとは?
野生動物を観察する際に、観光客の利用する車両が
対象の動物に必要以上に接近し、長時間、居続けるために
野生動物が神経質になって、本来の野生動物の生活の在り方が
ゆがめられてしまう状況。
とりわけ、数台の車両による野生動物の囲い込みにより、影響を
受けることが多い。マサイ・マラ国立保護区及びその周辺地域で
観光シーズンの7月〜9月にはとりわけ頻繁に見られ
大型肉食動物であるライオン、チーター、ヒョウが対象となる。
時に、大型草食動物のゾウやサイも被害に会う。
近年、ツァボ・イースト国立公園でも増加の傾向が見られる。
☆オフロード・ドライブとは?
野生動物を観察する際に、観光客の利用する車両が
対象の動物に早く、必要以上に接近したいがために
車両用の道路をはずれて走行すること。
自然の植生の破壊の原因となる。
植生が破壊され続けると、最終的には、裸地となり、
野生動物は生活できなくなる。
国立公園では原則的にオフロードドライブを禁止しているが
マサイマラ国立保護区など国立公園以外の保護区では、
観光客の野生動物への接近の欲望を満たすために
オフロードに対する規制が緩いことが多い。
☆礎石種[keystone species]とは?
生態系の健全な維持において、極めて重要な役割を果たす種。
各地域生態系において、礎石種は、固有で、異なる。
☆マイグレーションとは?
季節的移動ともいう。雨季と乾季の二季の変わり目に
礎石種となる大型草食動物が中心に、生態系内を移動する。
それにより、生態系のダイナミズムが保たれる。
ツァボ地域では、ツァボ・イースト国立公園のガラナ川の南部と北部での移動、
ツァボ・ウエスト国立公園とムコマジを含めたタンザニア側との間の移動などがある。
マサイ・マラ国立保護区を含めたマラーセレンゲティ生態系では、
マサイ・マラとセレンゲティ間を移動する。
<ツアーの講義資料より転載>
アニマル・ハラスメント、アニハラ・・・
チーターの親子をマサイマラで見た時
8台以上の車がその場にいました。
母親はあたりを注意深く見まわし、途中場所を移動するために
子供を連れて移動しました。
おそらく私たち人間側が近すぎたのであろうと思います。
オフロードについてもそうですが、なかなかなくならないのが現状なんだそうです。
「ライオンやチーターを見せてくれたら、100ドル払うぞ」
とドライバーにお金をちらつかせる観光客も中にはいたりするそうで
そうするとドライバーはなんとしてもそれを達成しようと
オフロード・ドライブになってもしようとしたりするそうです。
ドライバーの教育も必要だとは思いますが
私たち観光客側のマナーも大切だと実感しました。
また観光ビジネスも関わってくるために、厳しく規制すると
観光客が減少してしまうのではと保護区側が危惧しているのも事実であり・・・
難しい問題だと思いました(>_<)
ちなみにアフリカゾウは礎石種だそうです!
次のケニアの記事は9月10日からのことについて書いていこうと思います(●^o^●)